新たな人事のお知らせ及び現在の状況のご報告について

社会福祉法人ねむの木福祉会

学校法人ねむの木学園

 

 いつもねむの木学園に温かなお心をお寄せくださいまして、ありがとうございます。

宮城まり子学園長が旅立って半年が経過しました。70人のこどもたちの様子は一人ひとり様々で、平静を取り戻したように見える子がいれば、その一方で未だに悲しさを隠しきれずに涙を流す子もいます。その悲しさと不安の中、新型コロナウィルスの感染拡大という事態への対応も重なり、大変困難な日々を過ごしてまいりました。そして今もその状況は続いています。新しい体制作りを急がなければという思いとは裏腹に、思うように事は進まず、時間ばかりが過ぎました。

それでもようやく今、新しい人事体制ができあがりました。

    社会福祉法人ねむの木福祉会

       理事長   熊谷三樹雄

       業務執行理事  丸山 勝久

    

    学校法人ねむの木学園

       理事長   梅津 健一

 社会福祉法人の熊谷新理事長は、宮城まり子が尊敬していた日野原重明先生のもとで聖路加国際病院の事務局長としてその経営の指揮をとっていた者です。普段は東京におりますので、代わりに事務局長の丸山が業務執行理事として日常の業務の指揮にあたります。学校法人の梅津新理事長は、宮城まり子のもと39年間勤務してきた教員です。

その他各施設及び学校の管理者や教頭、主任には、いずれも当学園で20年以上の勤務歴をもつ経験のある教職員を配置しました。しかし、宮城まり子が長年にわたりひとりでほとんどすべての役職を担っていたことに思いを致しますと、力不足の感は否めず、まり子学園長のいないねむの木学園をどのようにして守っていけばよいのか、これからしばらくの間は試行錯誤の日々が続くものと思われます。こどもたちに対して「大丈夫、任せておきなさい。」と胸を張って言えるほどの自信はまだありません。そんな私たちの心情を感じ取っているのか、こどもたちは様々な場面で不安を口にします。しかし、教職員ひとりひとりが持つ力を結集することで、宮城まり子の遺志を受け継ぎ、その教育理念を継承して行こうという決意と情熱だけは、全員が確固として抱いています。

 今年8月に静岡市のグランシップで開催が予定されていたコンサートは、来年11月に延期となりました。それまでに新型コロナウィルスが収束していることを願います。また今年の運動会は、中止することも検討しましたが、やはりこどもたちの自己表現の場を失うべきでないという考えから、お客様はご招待できませんができるだけ例年と同じ形で実施することとしました。もしうまくいけば、インターネットで配信したいと思います。こどもたちには、カメラの向こう側にたくさんのお客様がいらっしゃると思って頑張ろうと話をしました。

来年3月には、掛川市二の丸美術館にて「ねむの木学園のこどもたちと宮城まり子美術展」を開催します。宮城まり子に対する顕彰事業の一環として、掛川市主催のもと、同美術館や掛川市関係各課の皆様のご協力をいただいて実施することとなりました。こちらも新型コロナウィルスの感染状況次第ということにはなりますが、こどもたちの日々の活動の成果をできるだけ多くの方にご覧いただけるよう、全力で取り組み、成功させたいと思います。

 梅雨時に各地から届いた豪雨災害のニュースには、こどもたちも教職員も心を痛めております。ねむの木村にも土砂災害警戒区域に指定されているところがございますので、他人事とは思えません。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。新型コロナウィルスの脅威も収束の兆しが見えない中、皆様にはくれぐれもお身体を大切にされ、お元気でお過ごしいただけますようお祈り申し上げます。

 これから、ねむの木学園は大変厳しい経営状況に直面するものと覚悟しています。今後とも皆様のご支援とご指導をいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

以上、新しい人事のお知らせと、現在の状況のご報告まで。

2020.9.1